📊 決算診断:Quantinuum Inc.(QNT)
対象決算:FY2026 Q2(2026年4–6月期) / 発表日:2026年8月11日。Quantinuumはこの決算が上場後初の四半期決算でした。
保有しています。
総合判定:❌ 良い決算ではない
本診断では「4項目すべてビート」のみを良い決算とし、予想と同額(インライン)はビートに含めません。
#項目市場予想実績サプライズ判定
1EPS(調整後)-$0.28-$0.280.0%❌ インライン
2売上高$7.60M$8.00M+5.2%✅ ビート
3売上成長率(YoY)+260.5%+279.4%+18.9pt✅ ビート
4ガイダンスFY26 $26.5M$28–32M(中央値$30.0M)+13.2%✅ ビート
各項目の解説
1. EPS — ❌ インライン
調整後EPSは -$0.28。市場予想も -$0.28 だったため完全にインラインです。会社発表のGAAP EPSは -$1.93 ですが、今回の比較には会社が示す調整後EPSを使用しています。 調整後/non-GAAP EPSを原則として比較するのが本診断の基準です。
2. 売上高 — ✅ ビート
売上高は $7.998M(約$8.00M) に対し、発表前の市場予想は $7.6M。約5.2%のビートでした。
3. 売上成長率 — ✅ ビート
前年同期売上高は $2.108M。したがって実績ベースでは +279.4% YoY、$7.6Mの市場予想から計算した予想成長率は +260.5% で、実績が約18.9ポイント上回りました。 この計算方法は指定の「予想売上高÷前年同期売上高」で判定しています。
成長率は非常に大きく加速しています。ただしQuantinuum自身も、まだ商業化初期で個別契約のタイミングにより四半期業績が大きく変動すると説明しているため、+279%をそのまま持続的成長率と見るのは注意が必要です。
4. ガイダンス — ✅ ビート
会社は上場企業として初の正式ガイダンスとして、FY2026売上高を $28M~$32M と提示。中央値は $30.0M で、当時のWall Street予想 $26.5M を約13.2%上回りました。 今回はEPSガイダンスは示されていないため、公表された売上高ガイダンスで判定しています。レンジは中央値で比較するルールです。
総評
売上高・売上成長率・ガイダンスの3項目は明確にビートしており、特にFY2026売上見通しは市場予想を大きく上回る強い内容でした。一方、調整後EPSが予想と同額だったため、「インライン=ビートではない」という厳格ルールにより、総合判定は ❌ 良い決算ではない となります。
ただし内容としては 「3勝1分」 に近く、弱い決算という意味ではありません。本判定はあくまでコンセンサスに対する決算の質を機械的に評価するもので、株価の上昇・下落を予想するものではありません。データ取得では会社公式資料を優先し、発表直前のコンセンサスとの比較を行っています。
データ確認元
Quantinuum Investor Relations — “Quantinuum Reports Second Quarter 2026 Results”:実績売上高、調整後EPS、前年同期売上高、FY2026ガイダンス。
Investor’s Business Daily / Barron’s:発表前コンセンサス EPS -$0.28、売上高 $7.6M、FY2026売上高予想 $26.5M。


